エンジニアは技術面だけでなく、中堅SEともなるとさまざまなスキルが求められます。その一つがマネジメントスキルです。このスキルを身につけることで、さらなるスキルアップも可能になります。また、派遣SEから抜け出す自信もつくでしょう。中堅SEに期待される役割はどんなことでしょうか。マネジメントスキルを身につけたい中堅SEは、ぜひ目を通してみてください。
エンジニアとしてある程度の経験を積むと、中堅SEとして新たなスキルを求められるようになります。エンジニアとして自身の仕事をこなすことはもちろんのこと、新人SEの指導や育成を任命される機会も増えてくるようです。新人SEの指導だけに業務をシフトできるわけではなく、通常業務も並行していかなければならないのが難しいところだといわれます。
新人指導の他には、チームマネジメントも期待されるようになります。チームが一丸となり進むべき方向性を示したり、チームをまとめ上げてメンバーの模範となる行動をとったりと、さまざまな役割を任されます。
この他にも、個人で成果をあげるだけでなく、チームを統率してより大きな成果をあげることも期待されるようになるでしょう。
中堅SEともなると、技術力にプラスして養っておきたいスキルがマネジメントスキルです。リーダーシップも中堅SEとなると持っておきたいスキルの一つですが、ここではマネジメントスキルに焦点を当てていきます。マネジメントスキルは、中堅SEに期待されるチームマネジメントにも大いに活かせます。マネジメントスキルとは、時間や組織、チームなどさまざまな対象物を管理・運営する能力を指します。経営者や管理職などに必要なスキルとされており、中堅SEも積極的に身に着けておきたいスキルです。
目標を設定し、その目標の達成に向けて進捗を管理したり、常に状況を把握して適切な指示や対応をとれるスキルを言います。派遣SEがキャリアアップを図りたいときは、マネジメントスキルを重点的に磨くことで実現しやすくなります。
課題解決能力は、マネジメントスキルを構成しているスキルの一つです。その名の通り、職場や業務上の課題を明確に捉えて、解決策を講じることができる能力を言います。課題解決能力が高い人は、課題を発見するだけでなく課題そのものの発生を未然に防ぐスキルを備えています。また、発生した課題から導き出した解決策を立案し、再発防止までをセットで対応できる人も、課題解決能力が高いといえます。
現状を分析し、課題解決力を高めることで、結果的にマネジメントスキルが磨かれます。
他に、視座を高める方法もマネジメントスキルを磨くことにつながります。中堅SEともなるとある程度の経験とスキルを持っていますが、さらに高い視座で仕事に取り組む方法です。高い視座というと経営者側に近い視点のことを指し、視座を高めることでより経営全体を見渡せるようになります。
派遣で働き続けることに疑問を持ち始めたSEは、キャリアアップに役立つスキルを磨くのもおすすめです。ある程度の経験を積んで技術を身につけた中堅SEは、新人指導と育成を任せられることが増えてきます。また、目標達成に向けてチームメンバーを統率するチームマネジメントも中堅SEになると求められる機会が増えるでしょう。このような役割が期待される中堅SEは、マネジメントスキルを磨くことで成長を実感しやすくなり、評価も得やすくなります。
エンジニアが派遣で働き続けることは、収入の面で大きく損をしていると思います。派遣会社がサポートをしてくれるというメリットはありますが、そのサポートが必要なものであるか、自分には不要、あるいは少しでいいのか、ということがフリーランスになることで切り分けが可能です。どうしても面倒、あるいはできないことであれば、専用のサービスや外部に任せてしまえばいいのです。その費用を支払っても十分の収入が、フリーランスになることで得られるのです。
SEにとって資格というと、「転職に有利なツール」という印象が強いのではないでしょうか。もちろんその通りなのですが、資格取得にはもうひとつの利点があります。それが「資格手当」です。資格手当の基準は会社によって異なりますが、もし今勤めている会社に資格手当がなかったとしても、次の転職先では資格手当制度があるかもしれません。同じスキルを持っていても資格という目に見える形として取得しているか否かで、収入が変化するのですから、取得しておくに越したことはありません。