派遣SEの将来設計プラン

この先もずっと派遣SEとして働きますか?

転職する許可が下りない!?

転職すれば年収が上がることがわかっているのに転職を決意できない人もいます。自分自身の決意の他に、家族の意見も重要な要素となるようです。私の元同僚と転職について話をしたときのエピソードをご紹介します。

転職する許可が下りない!?

転職は危険?

私が転職する前に、年下の同僚がいました。彼は、10年以上もSEを経験し、新しい技術をどんどん吸収していくタイプで、とても優秀でした。人当たりが柔らかくて人と話すのが上手でした。
そんな彼に、私が転職を考えていることを伝えたことがあります。もちろん、年収が上がる見込みであることも伝えました。すると彼は、「転職なんかして大丈夫ですか?」と言ったのです。私も、転職に失敗して路頭に迷う姿が想像できないわけではなかったので、正直、動揺しました。「なんとかなるでしょ!」私はそう答えましたが、数日寝れない日もありました。彼の中では転職=危険というイメージが大きいようでした。しかし、私は、このまま20年後今の会社で働いていたらどうなっているのかを想像したほうが危険であると思ったのです。

嫁が転職を許してくれない?

結婚して家族がいる人は、奥さんの意見が大きく左右することもあるようです。前述の彼も「うちは、嫁さんが転職を許してくれないだろう」と言っていましたが、家やクルマのローンを組んでいたり、子供がいる家庭では転職がマイナスなことと認識されていることが多いようです。奥さんの立場であれば、今のまま安定した収入があるほうが良いに決まっていますが、奥さんは会社や仕事の状況をわかっているわけではありません。今は、安定した給料をもらえているかもしれませんが、経営が傾いていていつリストラになる状況かもわかりません。最終的には、自分が正しい判断をして転職を決意することが大事だと思います。もちろん、強引に転職をして夫婦の仲が悪くなるようであれば本末転倒ですので、しっかり説明をして納得してもらわなければいけません。

計画的な行動が大切

転職先が何も見つかっていないのに、「すぐに今の会社を辞めて転職する」といったら、奥さんであろうが、友達、家族、ほとんどの人が反対するでしょう。まずは、転職先を数社見つけておくことが大切です。自分で転職サイトなどで調べることも可能ですが、今は転職エージェントがたくさんあります。ほとんどの転職エージェントは、無料で登録ができて自分に合った転職先を提案してくれます。そういったサービスも活用しながら無職となる期間が短くなるようにしましょう。また、その段階であれば転職後の給料などの条件も明確になっているはずです。そうした客観的な情報と可能性の高い将来予測を提示してあげることで、きっと奥さんがいる人も転職に同意してもらえ、背中を押してもらうことができると思います。

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